清心丸
seisin3.gif 中国漢方には「心は神を蔵す」という言い方が あって、心を精神神経系の中枢ととらえている。 もしも心に異常が起きると、不眠、不安感、動悸、 健忘などの症状が現れ、ひどい場合には意識障 害なども出てくる。 この心に不調をもたらす原因の一つに痰(病理的 な水分)がある。痰が心の働きを阻害すると、頑 固な不眠、うつ状態、独り言、無表情、突然泣き 出す、手足のしびれ、震え、痰が多い、よだれを たらすなどの、「痰証」特有の症状を現すようになる。 清心丸は病理産物である「熱、痰」の治療には欠 かせないものとして有名である。
牛黄
「牛黄」とは今から二千年以上前に著された 中国最古の薬物書「神農本草経」にもその 効果が記されているとても重要な生薬です。 日本でも7世紀には宮中で貴重な妙薬として 用いられていました。江戸時代には大名や裕 福層にも広がりましたが、非常に高価で一般 の人には手の届かないところから、例えば東 大寺の護符「牛玉宝印」にみられるように、 信仰のレベルにまで及んだようです。 薬理作用として鎮静、強心、解熱、血圧正常化 などの働きが有名です。